紀州備長炭でおいしい水を作る方法｜水道水に炭を入れるだけ？

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紀州備長炭でおいしい水を作る方法｜水道水に炭を入れるだけ？

美味しくて体に優しい水を飲むために浄水ポットや浄水器を使ったり、美容・健康のために白湯を飲んだり、マイボトル（水筒）を持ち歩く"脱プラ"への関心も強まり、プラスチックのペットボトル飲料水をなるべく買わないようにするなど、水にこだわりを持つ人が近年増えてきています。
そこで今回の記事は、水道水をおいしい水に変えてくれる「備長炭」についてご紹介します。暮らしに欠かせない飲料である"水"をおいしく飲みたい方必見です！

簡単においしいお水が作れる！

浄水ポットや浄水器は高価な上に、定期的なメンテナンスが必要でコストがかかってしまいます。そこでおすすめなのが"備長炭"。炭といえばアウトドアでのキャンプやBBQで焼き物に使う印象が強いと思いますが、備長炭は水に入れるだけでおいしい水が作ることができる上にコスパも良く、家庭での様々な活用方法があります。

備長炭の浄水効果とは？

炭には大きく分けて『黒炭』と『白炭』に分けることができますが、水道水のろ過に適しているのは『白炭』である備長炭です。備長炭にはマクロなものからミクロなものまで無数の微細孔が存在し、この孔たちがフィルターのような役割を果たして水道水に含まれる塩素やカルキなどの不純物を吸着してくれます。また、炭に含まれるカルシウムやカリウム、鉄やマンガンといったミネラルが溶け出して、気になるニオイやピリピリとした舌触りがなくなり、口当たりがまろやかな美味しい水を作り上げます。つまり、備長炭で余分なものを取り除いてくれる上に体に良い成分も溶け出し、天然の弱アルカリ性のミネラルウォーターを作ることができるのです。

おいしい水の作り方

それでは水道水に紀州備長炭を入れる手順をご紹介します。

1. 備長炭をきれいに洗浄する

炭の表面についた汚れをタワシと流水でしっかり洗い落とし水洗いします。この際洗剤は絶対使用しないでください。

2. 備長炭を煮沸する

鍋にたっぷりの水と炭を入れてお湯を沸かします。沸騰したら弱火にして、10分ほどそのまま煮沸・消毒。

3. 取り出して冷ます

ザルなどに取り出して水気を切り冷まします。

4. 水道水と備長炭を容器に入れる

水道水を入れたピッチャーに冷ました備長炭を入れます。水1 ℓに対して、炭100g（直径約2cm×長さ約10cmを1本）が目安。
ろ過には4〜5時間ほどかかるので冷蔵庫に入れておきます。

これだけで、水道水に含まれる塩素やカルキ臭などを軽減した美味しい水を作ることができます。毎日作る場合には、1週間に1回を目安に備長炭を煮沸消毒して乾かします。使用する備長炭の種類によって異なりますが、この繰り返しで約2～3カ月ほど使うことができます。

ご飯も美味しくふっくら炊ける！

炊飯器に備長炭を入れると、水道水の残留塩素や、味に影響を与える悪臭成分や異味も吸着除去してくれるので、おいしくご飯を炊くことができます。古米を炊いたときや、保温した時に独特のにおいを発しますが、これも炭に入れて炊けば、気になるにおいを吸着して、米のよい香りを残してくれます。
さらに炭に含まれるカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが溶け出し、炊飯液がアルカリ性になります。
その結果、米の軟化とでんぷん糊化が促進し、米のうまみが増します。
炭の抗酸化作用（酸化を防ぐ働き)によってごはんの黄ばみを防ぎ、冷えてもおいしくいただけます。